天海春香さんのどこがいいのか【内面編】
「天海春香さんのどこがいいのか」とよく聞かれるので、以前ツイッターに載せた文章を再構成しつつ外見編と内面編の二回に分けて、私なりに考えて文章化した。
前回外見編に引き続き、内面編をご覧いただきたい。
【外見編】
https://stantonharuka.hatenablog.com/entry/2018/07/20/202543
「天海春香」という女性として
天海春香さんをアイドルとは関係ない場面で捉えたとき、「性格」「趣味、特技」の二つから内面を伺い知ることができる。
・性格
1.明るさ、前向きさ
私は 天海春香です! イエイ!
トレードマークは 頭のリボン
明るく前向き 遠距離通勤
一日一回 転びます♪ イエイ!(「団結」曲中歌詞より引用)
「明るく前向き」と自身で紹介しているように、春香さんはポジティブな性格の持ち主である。
この明るさ、前向きさが発揮されるのは仲間のピンチのときだろう。
「アニメ・アイドルマスター第20話」においても、千早ちゃんに一度拒絶されたにも関わらず「ほっとかないよ」とチャイムを鳴らした。
楽曲においては「前向きで行こう♪」という歌がある。
前向きで行こう♪
休憩してもいいよいいよ
転んだら立てば大丈夫
進めぐんぐん☆GOOD GOOD☆
さあ今日へいってきます!!
全体的に素敵な楽曲であるが、特筆すべきは「転んだら立てば大丈夫」という歌詞だ。
春香さんは「ドジっ子」「前のめりに元気」という言葉で形容、紹介されがちである。
「企画が転んでしまった」「人生の階段から転がり落ちた」などの表現があるように、「転ぶ」というのは「失敗」を意味する。
しかしながら、そんな状況になっても「立てば大丈夫」と歌ってのける春香さんマインドがあれば、非常に心強い感じがするだろう。
2.優しさ
春香さんは優しい。
正確には「立場に関わらず人を思いやることができる」と言った方がいいかもしれない。
例えばアイドルマスターSP。
具体的なセリフは失念してしまったが、春香さんはライバルの響ちゃんに勝ったにも関わらず、Pに響のところへ行くようお願いをする。響ちゃんが悲しんでいることを理解し、最善の選択をしたのである(ちなみに春香さんもこの後「Pがいないとどうしたらいいかわからない」と泣いちゃう。かわいい)
またグリー版のミリオンライブ。
リコッタで、怪我による遅れを取り焦る桃子ちゃんに対しての一幕が印象的である。マドレーヌを渡しつつ、
「みんな桃子ちゃんのことが大好きなんだよ」
「焦らなくていいんだよ」
このように伝えて諭す。「リコッタは家族」「春香さんはリコッタのお母さん」と言われる所以である。ミリシタのそっと見守る春香さんも素敵であるが、面と向かって語りかける春香さんは優しさの塊に思えるほど良さみがわっほいであった。
3.素直さ
アーケード版からミリシタに至るまで、天海春香さんを天海春香さん足らしめるものこそ「素直さ」だと私は考えている。
「すなお【素直】」
考え・態度・動作がひねくれていないこと
「岩波国語辞典」より
春香さんは「やりたいこと」「言いたいこと」を隠せないタイプである。
「拗ねる」「仲間に手を差し伸べる」「笑う」「落ち込む」という反応の違いこそあれ、周囲の行動、状況に対して思ったことを素直に表現しているのが春香さんの持つ最も重要な性格だと思う。
余談:春香さんはいい子か
余談だが、時たま見受けられる意見として「最近の春香は昔と比べて『いい子』になってしまった」というものがある。
春香さんの声優である中村繪里子さんも同様の指摘をアイステでしており、それに同意するツイートもいくつか見られた。
武丸さんのツイート:
アイステ繪里子ゲスト回を聴いて、彼女が春香役で良かったと改めて思った
— 武丸@765AS専属 (@yzm_p) 2018年8月21日
「最近はまとめ役や良い子なイメージだけど、実は直ぐに落ち込んだり、拗ねたり、いじけたりする等身大の女の子。それを伝えたくてこのメールにした」
例え公式が忘れても、魂を吹き込んだ繪里子は覚えててくれたんだ…!
しかしながら、“最近の” ムビマスでは、レコーディングやハリウッドデビューをする千早、美希を褒めたPに対して、ジト目で睨みつつ「頑張ってるのは二人だけじゃありませんよっ」と言うシーンがあり、
ステラステージではこんな感じの表情を浮かべたりライブ前にテンパっていたりする。
性格がある程度変わってきているのは(メタ的に言ってしまえばライターの違いもあるだろうし)私も同意するが、少なくとも、春香さんは思ったことをそのまま表現しているに過ぎず、「拗ねたり落ち込んだり」する/しないというのは性格の変化でなく反応の変化ではないだろうか。
1stVision期と比べると、アニマスのように765プロ全体で横の繋がりの描写が増えたり、ミリシタのように後輩ができたりといった環境の変化が起きた。
つまり、ステラステージの春香さんがIUで響ちゃんと争ったり、アケマスの春香さんが765プロの先輩になったりしたら、相応の反応をするのだと私は考えている。
ちなみに、私は拗ね春香さんの動画を見て春香Pになったので皆さんにも見ていただきたい。
IDOLM@STER アイドルマスター 春香 コミュ 秋の仕事1 ノマ+バッド - ニコニコ動画
・趣味、特技
「カラオケ」「お菓子作り」「長電話」
作品によって程度はあるが、基本的に春香さんの趣味特技の欄には上記の通りに並んでいる。
「女の子らしい(ポリコレに引っかかりそう)」趣味かと思うが、共通しているのはどれも誰かがいて成り立つ趣味であるということである。
まずカラオケである。
春香さんは公園で一人で歌うこともあるが、カラオケとなるとアニマス26話のように誰かと行く様子が容易に想像できる。
続いてお菓子作りである。もちろん、作ったりレシピを考えるのは基本一人である。
しかしながら、
無印でPにケーキを作ってきたり、
OFAで響ちゃんとサーターアンダギー作りで競ったり、
アイモバiでお菓子を振舞いながらライブをやりたいっ言ったり、
ミリオン・ミリシタでリコッタのみんなにマドレーヌを振る舞ったりと、
春香さんの作るお菓子は、周囲の人間とのコミュニケーション手段として利用されているのがわかるだろう。コミュニケーションの相手はファン同僚後輩Pと多様である。
誰かのことを考えながらお菓子を作る春香さん可愛い。
長電話についても、単純にお喋りが好きなのもわかるが、「話が盛り上がる友人が多数いる」ということも想起させるいい趣味だろう。
先日拝見した「Pは担当アイドルに似るのか?」という考察記事において、春香Pは外向性が高い傾向にあるという趣旨のデータが載せられていた。
因果は不明だが、「春香さんは外向性が高い」というのは趣味特技のチョイスからもわかるだろう。
「天海春香」というアイドルとして
アイドルとしてのいいところは、「憧れ」を持っているところが挙げられる。
憧れに関しては長文を書いたので、そちらをぜひ読んでいただきたい。
https://stantonharuka.hatenablog.com/entry/2018/07/10/233447
以上、天海春香さんのどこがいいのか、外見編と内面編に分けて書いた。他にも書ききれないこと、私がまだ見つけられていないことなど、春香さんの良さは星の数ほどある。
天海春香さんの良さを少しでも実感していただければ幸いである。
なお、9月29日(土曜)、30日(日曜)には、MRライブ・天海春香さん主演公演が開催される。
ローチケにてチケットが発売中であるから、ぜひ観に行ってほしい。必ず🎀リボン🎀が生えてくるはずだ。